レスポンシブ対応中のため、PCにて下記閲覧環境でのご確認をお願い致します。ブラウザサイズ:横 1400px 以上 縦 900px以上

MAIL MAGAZINE

配信メールマガジン

02月配信

人援隊の瓦版 第25号

余り予算の有効活用!定額制とは違う研修のデポジット制とは

皆様、こんにちは。
人財育成と営業支援で日本の発展に貢献する企業、人援隊です。

あっという間に1月が終わり、2月。
2019年度も残すところ2か月弱となりました。
時の流れの早さと年度末の多忙な業務に加え、色々な病気も流行しており、体調管理が難しい季節ですが、健康であってこそのお仕事!
健康には十分にお気を付けください!!

さて、今回の瓦版は、「研修のデポジット制」についてです。
企業経営の投資として重要で、継続的に取り組みたい人財育成ですが、目まぐるしく変化する企業環境に、いつでもリソースを避けるわけではないというのも企業の本音…。
そんなジレンマを解消する一つの考え方をご紹介いたしますので、ぜひ最後までお目通しください。 

(本メールはお名刺交換をさせていただいた方へお送りしております。)


~今月の目録~

①余り予算の有効活用!
定額制とは違う研修のデポジット制とは

②【講師紹介!】受講者との関係構築がミソ!
藤島遼太

③入社目前!新入社員との向き合い方


①余り予算の有効活用!
定額制とは違う、研修のデポジット制とは

まもなく2019年度が終わろうとしている今日この頃。
3月決算の企業様では、数字の整理を行い、だんだんと締めの数字が見えてくるころ合いかと思います。

そんな時に、意外と悩むのが、余り予算。
無駄なことに使ってしまうには忍びないですが、余らせてしまうと来期の予算が削減されるなどの影響もある…。
使うことが本来の業務ではないので、重要度が高いかといわれると何とも言えませんが、使わないことによって、予算がどんどん減らされるのは、どのお仕事をしていても大変なことかと思います。

そんな、重要度が高くない割に重要度を感じる余り予算の問題…。
それでなくても期末で本業もお忙しい中、あれこれ考え込むのは、なんだかもったいないですよね。

そこで、今回は「研修のデポジット制」を使った、余り予算の有効活用についてご紹介したいと思います!

■継続的に取り組みたいけどなかなか難しい人財育成

少し話は余り予算から離れ、人財育成のお話です。
弊社、人援隊も様々な企業様の人財育成に携わらせていただいていますが、どの企業様も気にされるのが、費用と労力です。

そもそも、かけた費用に対してどのくらい効果があったのかが見えづらいため、見積もりの金額の妥当性の判断が難しく、予算の用意も難しく考えられている方もいるかもしれません。
場合によっては、人財育成はしなければいけないものの、予算がそこまで用意できないケースも少なくありません。

そうなると、予算が余っているなら、あるうちに人財育成に使っておきたいと考える企業もありますが、ここでネックになるのが労力です。

余り予算を人財育成に活用する、と決めた場合、多くの人が、「何の研修をやるのか」「どの分野をどう育成しようか」といったことで悩みます。
たとえ余り予算といえども、会社の予算で使う以上は、きちんと本業に意味があり、効果があるものでなければいけないのですが、どうしても予算を使うこと、研修をやることが目的となってしまい、「何の研修をやるのか」と目先のことにとらわれ、本質的な問いを忘れがちになります。

自社や自部署、部下の課題は何なのか、そこにはどんな育成が必要なのか…。
しっかりと考えなければ、せっかくの余り予算有効活用の意図が薄れてしまいます。
しかし、本業の忙しい年度末にそれを考えるのは少ししんどいかもしれません。

また、自社や自部署、部下の課題がわかり、必要な育成についてしっかり考える労力を乗り越えたとしても、今度は受講対象者の選定やスケジュール調整が待っています。
年度末の忙しい時期に現場の受講対象者を動機付けして、研修に参加してもらうのも、骨が折れるでしょう。

そもそも、余り予算の活用方法を悩まないようにと、有効な使い道、人財育成への利用を案内したにもかかわらず、そのためにまた考えることが増えると、手間は増すばかりです。
このような労力を忙しいタイミングで払うことは適切なのだろうか…
そう考えると、なんだか余り予算を人財育成に活用するのは億劫に感じます。

そこで、とりあえず考える時間を省いたり、先延ばしにできるのが、「研修のデポジット制」の活用です。

■定額制とは違う研修のデポジット制

「研修のデポジット制」とは、ある金額を事前に入金しておくことで、期間中入金した範囲内、もしくは入金額+αで研修がいつでも、好きなタイミングで実施できる制度です。
似たような制度に研修の定額制というのがあり、どちらも事前に入金するするという形をとりますが、本質は全く違います。

定額制は入金した段階で研修受け放題というサービスが開始されているので、決済されています。
一方、デポジット制は、入金するものの、まだ研修を実施していないので、決済がされるわけではありません。入金したものの、結局研修をしなかった場合は当然入金した金額は手元に戻ってきます。
余り予算の活用で研修のデポジット制をお勧めする最大の理由は、すべての決定をしかるべき時期に先延ばしすることができるからです。

余り予算を人財育成に活用しようとしても、どんな課題やテーマにフォーカスするか、誰を対象とするか、考え、選定して発注しなければいけません。
年度末の忙しい時期に、別のことと並行しながら考えていくと、課題や興味に本質的ではないテーマを選定してしまったり、内容を詰め切れず、中途半端な状態で実施してしまったりして、効果が薄い、予算を消費するためだけの研修になるケースが少なくありません。
また、受講対象になった社員の方々も、時期的に忙しいタイミングで研修を受講しても、内容に集中できなかったり、モチベーションや動機付けが低かったりします。

では、落ち着いて考えられる時期にしっかり考え、現場の社員が受けやすいタイミングで発注しようと思っても、その時に予算があるとは限りません。

こんな時、余り予算をプールしておけたら、どうでしょうか?
定額制と違い、デポジット制なら、入金した金額をそのまま必要なタイミングで決済に使うことができます。

年度末の忙しいタイミングであれこれ考えなくても、一旦余り予算をプールすべく入金だけして置き、余裕のあるタイミングで企画を考え、実施することができる。
これが、研修のデポジット制の最大のメリットです。

研修を企画してみて、実際の見積もりが入金の額を下回れば、余った分を手元に戻したり、次の研修のために残しておくこともできますし、1年の予算では難しい金額が高めの研修でも、前年度の余り予算と合わせれば、実施ができるかもしれません。

継続的に、必要な内容を必要なタイミングで実施したい人財育成の一番のネックである、実施タイミング時の予算の問題が、余り予算と研修のデポジット制により解消することができるのです。

研修のデポジット制の内容は、各研修会社によってルールが異なりますが、人援隊のデポジット制は
・入金から3年間有効
・入金金額の上限なし
となっております。

もしご興味いただけましたら、詳細のご案内をさせていただきますので、余り予算の有効活用で悩まれているようでしたら、是非弊社までお問い合わせください!!

②【講師紹介!】受講者との関係構築がミソ!
藤島遼太

人援隊の誇る講師たちを紹介する、【講師紹介!】
第4弾は、弊社人援隊の、新入社員や若手社員に向けた研修やコンテンツの企画・実施・運営の中心を担っている講師、藤島を紹介させていただきます。


藤島遼太 ~株式会社人援隊 講師~

藤島が登壇する研修は和気あいあいと講義が進むのをよく目にしますが、受講者と比較的近い距離感の関係性を構築して行う研修が特徴です。

もともと子どもの集団塾の塾講師に従事していた藤島は、
「子どもは素直なので、良い関係性にある大人からは本当によく学びや影響を受ける。これは、多かれ少なかれ、大人になっても同じことだ。」
と語っており、それ故、受講者との関係性を重視するに至ったそうです。

そんな藤島のモットーは、
「笑顔の呼水となる仕事」

人々が笑顔でいられるように、一人ひとりが持っているポテンシャルを発揮するきっかけ、すなわち、ビジネススキルや知識と、業務の橋渡しになることを意識した言葉です。

ビジネススキルや知識は、知っているだけでは全く何の役にも立ちませんが、使うことができると、自分の武器になる。
変化の激しい、激動の時代を切り抜けられる武器を授ける場が研修だという藤島のスタンスをよく表しています。

現場の業務を体感しながらビジネススキルや知識を学ぶ藤島の研修は、受講者との距離感からなるフォーマルな対応とくだけた対応のメリハリ、すぐに解説や答えを教えず、自分で考えてもらうスタンスから、受講者からは意地悪だというお声をいただきますが、アンケートの評価は5段階評価で平均4以上。

知識やスキルを知っているが現場での適用法がイメージつかない、実践的に知識やスキルを学びたい、といった研修要望に幅広くお応えできる講師です!


③入社目前!新入社員と向き合い方

季節はすでに2月。
もう間もなく新入社員が入社してくる季節が、またやってきます。
毎年新入社員が入社すると耳にするのが、

「今年の新人は常識がない!」
「最近の若者は打たれ弱い…」
「やるべきことをやらずに権利を主張してきてやりづらい」

というような声。
現場からは「配属前に最低限使えるようにしとけよ」、といわれたり、新入社員からは「こんな意味ないことやってないで早く現場で実務がやりたい」といわれたりで、板挟みになっている人事や育成担当の方も多いかと思います。

最近の若者はどうなのかと、受け入れる側の歩み寄り・相互シナジーについては以前の瓦版でご紹介し、バックナンバーを弊社のFacebookページに掲載しましたが、今回はもう少し具体的に、新入社員との歩み寄り方、向き合い方についてお伝えします。

■信頼関係の重要さ
新入社員とうまく仕事を進めるためには、信頼関係の構築が非常に重要になります。
ここで、少しイメージしてみてください。
同じことを言われているのに、ある人に言われると素直に聴ける、ある人に言われるとなんとなく納得できない、ということはないでしょうか?
信頼関係の構築が重要だといわれるのは、ここが理由になります。
どんなに正しいこと、いいことを言っていても、信頼関係がなければ、納得ができない。
新入社員と信頼関係が築けていない場合、どんなに優しさをもってアドバイスしたり、指導をしたりしても、新入社員は納得してくれないので、改善されず、成長しません。
こうなると、新入社員は十分な仕事ができないので、うまく仕事が進まず、ますます現場の負担感が増していくのです。

■信頼関係の築き方
では、どうやって新入社員と信頼関係を築くのか。
信頼関係を築くには、次の4つのステップが大切になります。
①興味を持つ
②相手を知る
③受容する(耳を傾ける、受け入れる)
④共感する
皆様は新入社員のことをどれだけ知っているでしょうか?
生年月日や出身地、趣味が何か、社内の誰と親しいか…。
必ずしも、プライベートな話に触れる必要はありません。
新入社員が仕事に対してどんな知識を持っているのか、どういう考え方でその業務に取り組み、どうしてそういうやり方をしているのか…。
新入社員と信頼関係を築くには、まずこういったことに興味を持ち、知ることが大切です。
これが、信頼関係構築の土台となります。
最初は表面的なことで構わないので、興味をもって観察し、洞察していくことでだんだんとその行動特性や思考、価値観へと洞察を深め、相手を知っていきましょう。

■必要なのは3つの力
信頼関係の築き方について、4つのステップをご紹介しましたが、最後に、この4つのステップを踏むのに必要な3つの力をご紹介します。
それは「観察する力」と「共感する力」、そして「洞察する力」です。
新入社員に興味をもっても、日々どんなことをしているのか、どう動いているのか、観察する力がなければ、相手を知るとっかかりが生まれません。
まずは新入社員の様子をしっかりと観察してあげてください。
新入社員の様子を観察し、段々と相手のことを知り始めたら、今度は受容し、共感する力が必要です。
どうしてその行動を選択しているのか、どう思っているのか、新入社員の考え方や気持ち、感情を受け入れ、共感しなければ、歩み寄ることはできず、「近頃の若者は…」とぼやくばかりになってしまいます。
同意する必要はありませんが、そういう考えなんだね、そういう気持ちなんだね、と共感してあげてください。
最後に、新入社員の考えや気持ちに共感したら、そこに至る思考やモチベーション、価値観について洞察しましょう。
観察で見えてきた結果である行動やスキルなどと、共感することで見えてきた、結果に至った考え方や気持ちを材料に、その奥にある思考や価値観を洞察することで、新入社員のことをさらに深く知ることができるようになります。
このように、「観察する力」と「共感する力」、そして「洞察する力」を使いながら、信頼関係を築く4つのステップを繰り返し踏み、新入社員のことを深く知っていく姿勢こそが、新入社員への歩み寄り方、向き合い方なのです。


今号も最後までお目通しいただきありがとうございます!
次回の瓦版もどうぞよろしくお願い致します。