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MAIL MAGAZINE

配信メールマガジン

11月配信

人援隊の瓦版 第51号

オンラインコミュニケーションの形とビジネスコミュニケーションの変化

皆様、こんにちは。
人財育成と営業支援で日本の発展に貢献する企業、人援隊です。

本日、11月15日は、弊社人援隊が大きな影響を受けた、坂本龍馬の誕生日であり命日でもある日!
志に生きた先人を見習い、人援隊も精進してまいります。

さて、今回の瓦版では、オンラインコミュニケーションについてです。
リモートワークの普及により、ビジネスの場でも、オンラインコミュニケーションが多くを占めてきました。
そのため、慣れてきた半面、いろいろな課題が挙がってきています。
ビジネスにおけるオンラインコミュニケーションの課題を突破するヒントになる情報をご紹介いたしますので、ぜひ最後までお目通しください!

(本メールは弊社セミナーにご参加いただいた方、
お名刺を交換させていただいた方へお送りしております。)


~今月の目録~
①オンラインコミュニケーションの形とビジネスコミュニケーションの変化


① オンラインコミュニケーションの形と
ビジネスコミュニケーションの変化

新型コロナウイルスの影響が世の中に出始めて、はや3年が経とうとしています。
当初は大きな混乱が生じ、皆様苦慮しながら、工夫し、本日まで乗り越えてきたことと思います。
そんな中で、リモートワークも普及し、オンラインを介したコミュニケーションがビジネスの場でも多くの割合を占めるようになってきました。
従来から多かったメールはもちろん、チャットツールや、Zoomなどのオンライン会議ツールなど、いろいろな手法を使いながら、各社様、自社にあったリモートワークのやり方を確立しつつある時代です。

ところが、ビジネスの場で、オンラインコミュニケーションの割合が増えてきたことにより、いいやり方を確立しても、やはり不便に感じてしまうことが多々ないでしょうか?

実はこれ、コミュニケーションの形そのものが大きく変わってしまったことに起因します。

図は対面のコミュニケーションと、オンラインコミュニケーションの違いを表したものです。
対面のコミュニケーションの場合、自分と相手の間には空気しか存在しないので、熱意や想い、姿勢など、言葉以外の情報も直接相手に伝わります。
一方、オンラインコミュニケーションの場合は、間にPCやネット回線、Zoomなどのオンラインツールなど、多くの物が存在しています。
自分と相手の間にある多くの物が、すべて正常に作動し、正しく伝言してくれると、初めて相手に情報が届く、という形になっており、対面のコミュニケーションとは大きく違ってきているのです。
オンライン会議をしていても、時々相手の声が途切れて聞きづらい、声は聞こえるけど画面はフリーズしていて表情はわからない、なんて経験はないでしょうか?
あれは、PCか、ネット回線か、はたまた別の物か、わかりませんが、いずれかがうまく伝言できておらず、伝言ゲームが失敗している状態なのです。

このように、オンラインコミュニケーションは、そもそものその形の特性故に、対面より情報が伝わりにくいという前提条件があります。

また、もう一つ、対面のコミュニケーションとの大きな違いは、双方に主体性が求められるという点です。
自分の声を相手に届けようと思うと、自分が声を発する必要があるのは当然ですが、相手にわざわざPCを開いてもらって、ネット回線につないでもらって、オンラインツールに接続してもらう、という行動をしてもらわなければいけません。
自分の声を聴いてもらうだけで、相手に主体的に動いてもらわなければいけないというのは、対面のコミュニケーションではあまり見られない特性でした。

まとめると、オンラインコミュニケーションは、対面のコミュニケーションと比較すると、自分と相手の間に多くの物が介在するので、そもそも伝わりにくく、かつ、相手にも主体的に行動してもらわなければ、声を出しているかどうかすら伝わらない、という違いがあるのです。
コミュニケーションの形が全然違うので、ビジネスの場で活用する場合は、当然これまでと違う点を気をつけたり、見てあげたりする必要があります。

一方で対面といえ、オンラインといえ、変わらないものもあります。
メラビアンの法則によると、人が他人に影響を及ぼすには、言語情報よりも聴覚情報、聴覚情報よりも視覚情報の方が、影響力があるそうです。
これを、イメージしやすくしたものが、4つの壁です。
例えば対面の場合、身だしなみが整っていないだらしない恰好をしている人と仕事で会話する気になるでしょうか?
まずはしっかり外見が受け入れられないと、話を聴いてもらえないと思います。

次に、身だしなみがしっかりしていても、態度が悪かったらどうでしょうか?
これも話を聴かないでしょう。

また、身だしなみがしっかりしていて、態度が良かったとしても、機械音のような甲高い声で抑揚なく話し続けられたら、話し方が気になって内容が入ってきません。

外見、態度、話し方に違和感を感じず、受け入れられてようやく、どんなことを話しているのか、内容を聴いてもらえ、内容によって相手が動いてくれる。
これが、自分と相手の間にある4つの壁になります。

では、リモートワークではどうでしょうか?
リモートワークの場合、相手の姿が見えないので、身だしなみや態度は気にならないかもしれません。
でも、メラビアンの法則があるので、4つの壁は確かに存在しています。

リモートワークで目に入ってくる相手の情報は何か。
例えば、Teamsなどのビジネスツールでよく名前を見かける人がいたら、どう感じるでしょうか?
おそらく、「この人よく仕事してるな」と感じでしょう。
全然目にしない人に何か言われるより、よく名前を見かける人に何か言われた方が、話を聴いてみようかな、と思うとしたら…。
これがリモートワークでの外見の壁になりうるのです。

態度の壁はどうでしょう?
姿勢や振る舞いは見えませんが、レスポンスの速さや、わからないことをきちんと聞いてくるなどの動きは、リモートワークでも見えます。
これがリモートワークの態度の壁になりうるでしょう。

話し方の壁は少しイメージしづらいかもしれません。
目の前にいない人に、リモートワークで話しかけるとしたら…。
メールするか、チャットするか、はたまた電話をするか、いろいろ考えると思います。
それぞれ特徴のあるコミュニケーション方法ですが、状況に応じて適切なコミュニケーション方法を選択してくれると、話の内容がすっと入ってきやすくないでしょうか?
これがリモートワークの話し方の壁といえます。

内容の壁は基本変わりませんが、文字でのコミュニケーションが多い場合は、より簡潔に見やすいというのがポイントになるかもしれません。

このように、対面のコミュニケーションと、オンラインのコミュニケーションの形の違いから、人のコミュニケーションとして変わらない4つの壁を意識して、気をつけること・見るべきところを変えることが、ビジネスの場では特に重要になります。

オンラインコミュニケーションの形を知り、ビジネスコミュニケーションが変わってきたことを理解できると、リモートワークにおけるコミュニケーションの課題を解決するヒントになるので、ぜひ参考にしてみてください。


今号も最後までお目通しいただきありがとうございます!
次回の瓦版もどうぞよろしくお願い致します。